オリンピックではしばしば若い選手がその才能を発揮し話題に上がります。それでは、いつ・誰が最年少で金メダルを獲得しているのでしょうか?
最年少金メダリスト
1960年のオリンピックで、アメリカの水泳選手ドナ・エリザベス・ド・ヴァローナ氏(Donna Elizabeth de Varona)が4x100mのフリースタイルで金メダルを授与されました。金メダルを獲得したとき、13歳と129日でした。
個人競技としては、女子飛び込みのマージョリー・ゲストリング氏。当時13歳268日での金メダル獲得でした。
幻の最年少金メダリスト
名前として記録に残っているのは上記のドナ氏ですが、幻の最年少金メダリストという伝説(?)もあります。
1900年のパリ五輪で、ボード競技の決勝の前、オランダチームの一人であるHermanus Brockmann氏が60kgで重すぎると判断されたため、一人の若い男の子が代わりに参加したそうです。
その男の子の名前や年齢は記録に残っていないのですが、7歳~10歳くらいと言われており、もしこれが記録として残っていれば、この名もなき男の子が最年少金メダリストと言えます。
日本の最年少金メダリスト
日本人の最年少金メダリストは、1992年のバルセロナオリンピックの200m平泳ぎで金メダルを獲得した岩崎恭子氏。14歳と6日での記録でした。競泳の最年少記録にもなっています。
男性の最年少金メダリスト
最年少の男子メダリストとなっているのは1960年に13歳と283日で男子コックスペアで優勝したドイツ人のクラウス・ゼルタ氏(Klaus Zerta)です。
最年少メダリスト
銀メダルと銅メダルも含めた最年少メダリストは、1896年のアテネオリンピックに出場したギリシャの体操選手ディミトリオス・ロウンドラス氏(Dimitrios Loundras)。
生まれは1885年9月4日で、なんと10歳と218日に銅メダルを獲得しました。
女性の最年少メダリスト
女性に限定すると、1928年に銀メダルを獲得したイタリアの体操選手ルイジーナ・ギアボッティ氏(Luigina Giavotti)。メダル獲得のとき、11歳と301日でした。
まとめ
最年少金メダリスト | 最年少メダリスト | |
男子 | クラウス・ゼルタ(13歳283日) | ディミトリオス・ロウンドラス(10歳218日) |
女子 | ドナ・エリザベス・ド・ヴァローナ(13歳129日) | ルイジーナ・ギアボッティ(11歳301日) |
日本人 | 岩崎恭子(14歳4日) | 岩崎恭子(14歳4日) |
アメリカのある研究によると、スポーツ選手のパフォーマンスのピーク年齢は26歳前後と言われています。特に陸上競技や水泳など身体的に過酷なスポーツには、これが当てはまるでしょう。 しかし、オリンピックの競技の中には、体に負担をかけること[…]